IT業界でクラウド技術の話をしている時にcloudを「雲」と訳したらひっくり返りますよね?あるいは「寿司」を外国人に「raw fish on vinegar rice-ball」と説明したら、かえって混乱するでしょう。cloudをクラウド、寿司をsushiとそのママ訳すスタイルを「ママ訳」と呼んでいます。そして「直訳」は、鬼→oger、金棒→iron clubという風に、単語を一対一で置き換えていくスタイルです。一番スムーズに理解できるのが「意訳」であり、異文化の壁を越えられない独特なニュアンスが出てきた場合は「説明」を付け加えます。文脈上「鬼を説明しても意味がない」と判断したら、the mighty become mightier と「意訳」したり、クリエイティブに考える余力があれば Popeye on spinach といった「飛訳」を出すでしょう。(「飛訳」というのは私が作った用語で creative leapがある、つまり作っちゃいました!というレベルです。) たとえ考える時間が1、2秒しかない同時通訳の最中でも「ママ訳でいくか、意訳でいくか、それとも説明を付け加える必要があるか?飛訳はできそうか?」と瞬時に判断をしています。さて、「英語にないなら作っちゃえ!」で投稿をしているんだけど、なかなか採用されないよプンプン!とお感じの方は、よかったら下の図をご参照ください。ただの説明ではなく、スムーズな意訳でもなく、ブッ飛んだ「飛訳」をお待ちしております
<テクニック> 🌱 訳のスタイルについて
2021年3月8日